前回の第5弾では、スカロー地区で大雨に降られた様子をお伝えしました。
今回の体験記では、第2の植林地であるレンビンタン地区での視察の様子をご紹介します!
   インドネシア豆知識 〜焼畑農業の影響〜

 焼畑農業ってどんなことをするの?
    焼畑農業とは、雑草などを焼き払い、焼け跡を農地として利用する農業のことです。焼いた後に残る
    灰を肥料にして作物を育てます。何年かたって土の養分が少なくなってくると、その土地は放置し別
    の場所で焼畑を行います。
    近年、途上国では人口増加から起きる食糧不足を補うために貴重な森林を伐採して畑を作り、そこ
    で焼畑農業を行っています。
 環境にどんな影響を与えるの?
   
何度も短期的に焼畑農業を行うことで、砂漠化の問題が生じます。砂漠化とは土壌の養分がなくなり  
    植物が育たず、砂地の面積が拡大していくことです。また、森林の減少は地球温暖化にも影響を与え
    ます。地球温暖化は二酸化炭素などの温室効果ガスが増えることによって起こります。温室効果ガス
    は大気の熱が宇宙へ放出されるのを遮り、地球をあたためてしまうのです。
    森林は二酸化炭素を吸収し、酸素を排出するという性質をもっています。森林が減少すれば、二酸化
    炭素の吸収量が減り、地球温暖化につながります。
    
 
それでは、インドネシア植林体験記第6弾〜杉浦正和編〜の始まりです!!
「市場は大渋滞!」
インドネシアに来て4日が経ちました。現地の気候、香り、言葉などにもなんとなく慣れてきました。「来てよかったな」という思いと「明日は帰国なんだ」という寂しさを感じながら、今朝も現地植林地の状況確認と植林体験のためにホテルを出発するのでありました。移動する車のアグレッシブな走りにもだいぶ慣れてきました。途中で市場が開かれていました。各地域で曜日を決めて開催されるそうです。食料品、日用品等が所狭しと売られています。道は大渋滞です。人、自転車、チドモ(馬車)、車が大混乱となっています。買い物客らしき人が率先して誘導をしてくれていましたが、車はなかなか動きませんでした。
 
街にはバイクやチドモがいっぱい!
 
市場には所せましと商品が並べられます。
 
頭にたくさんの荷物をのせた女性。すごい!
 
なかなかスピードが出せません・・・
「第2の植林地レンビタンへ」
そして我々は、ロンボック島で第2の植林地である「レンビタン」に到着しました。このレンビタン地区の土地は第1の植林地であるスカロー地区に比べて土壌に養分があるため、斜面の植林回復と農業振興を組み合わせたテスト地区となっています。また、第1の植林地であるスカロー地区に比べ降雨量もあるということで、木々に覆われた地区でした。Tシャツがびっしょりになるくらい汗をかいて急斜面の昇り降りを繰り返しながら我々は「ムトウの森」予定地を目指しました。行けども行けども肝心な予定地が現れてきません。植林予定地へ向かって1時間が経ち、足取りが重くなってきた頃、現地の人が立ち止まり「この向こうのあの辺りです」と鉄塔が見える丘陵地を指差したのです。「まだ先があるなぁ」とため息が出ましたが、現地の人の案内が今一つ信用できなかったので、「そこまで行って確認したい」と申し出て、重くなった足を再び動かし始めました。更に1時間が経過し、やっと鉄塔のある所まで来ると、「ここです。」と案内されましたが、そこは民家や田んぼのある場所で、案内された植林地に疑問をもちながらも、現地の人を信用するしかなく、その場を立ち去るのでありました。
のちに確認したところ、私たちが視察に行った時には、レンビタンの植林地を拡大しようという計画があり、視察をした鉄塔のまわりに植樹を行う予定でしたが、そこに植えられている木々の生育状況を考え、植林地拡大の代わりに今後2年間をかけて保育事業に力を入れていくという計画に変更され、レンビタン植林事業にあてられる予定だったムトウからの支援金はスカロー地区への植林に加えられることになりました。現在、スカロー森林区「日本・インドネシア友好の森」造成事業地区内の12haには、ティーク・インドセンダン・マホガニーなど5,544本が植樹されています。この本数は計画されていた数より少ないのですが、その理由としては最近のスカロー地域は雨が非常に少ないため、地下での水分の奪い合いを避けるためにヘクタールあたりの本数を減らしたからということです。レンビタンでの植林計画が変更となり、現在はスカロー地区のみで植林を行っていますが、スカローは自然環境が厳しいため、『植えた苗木が成長するためには多大な努力が必要』、また『たくさんの数の苗木を植えればよいというわけではなく、1本1本をしっかりと根付かせ無事に成長させることが大切』ということを知りました。
スカローに植樹された苗木は、現在現地の人の力を借りながら成長しています。

山間部にあるレンビタン地区。

すでに植樹されている木々を視察。

急斜面を登り中。暑い!!

あの鉄塔の辺りが植林地?
                                 
  
                                                                                 
                                                              
  次回は、『インドネシア植林体験記第7弾 〜宮野功司編〜』をお届けします。   
  お楽しみに!

下の写真は、現地のビーチに立ち寄った時の写真です。
その時のお話は後日お届けしますね!



              

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