インドネシアレポート
第7弾
〜宮野 功司編〜
前回の
第6弾
では、レンビタンでの植林視察についてお話しました。
今回の体験記では、現地のレストランでの食事の様子やビーチでの出来事をご紹介します!
インドネシア豆知識
〜絶滅の危機にあるオランウータン〜
かつては東南アジアとベトナム・カンボジア・ラオス・タイ・ミャンマーを含むインドシナ地域に広く分布していたオランウー
タン。今ではインドネシアのスマトラ島とマレーシアのボルネオ島にしか生息していません。100年前に比べるとオランウー
タンの数は約92%も減り、現在ボルネオオランウータンは1万2300頭〜1万5500頭、スマトラオランウータンは約9200頭が
生息しており、2つの島を合わせて2万5000頭足らずと推定されています。
オランウータンは熱帯林を生活の場としています。現在この熱帯林が森林伐採や森林火災によって減少しており、オラ
ンウータンやその他の野生生物たちは生きていくことが難しくなっています。
森林伐採
オランウータンの住む熱帯林では、海外輸出や農地開墾の
ために多くの木が伐採されています。
森林火災
1990年代、インドネシアで大規模な森林火災が発生しました。主な原因は、@異常気象による熱波の襲来、A
伐採が進み空気が通りやすくなったことでもともと湿度の高かった熱帯林が乾燥してしまったことです。前回紹
介しましたが、インドネシアなどでは森林や畑などを焼いて農業をする焼畑農業を行っています。この焼畑農業
でつけられた火が予想以上に燃え広がり、予定地以外の森林を焼失してしまうというケースが続発しています。
このほかにも、密猟・密輸によってオランウータンは熱帯林から姿を消しています。これらのオランウータンは海外のペット
ショップなどで売られます。現地の人々は生計を立てていかなければならないため、違法とわかっていても高く売れるオラン
ウータンの密猟・密輸をしてしまうのです。
地球温暖化問題のためだけでなく、熱帯林に生息する生き物をこれ以上減らさないためにも、熱帯林の植林はとても大切
なことなのです。
それでは、インドネシア植林体験記
第7弾
〜宮野功司編〜の始まりです!!
「ローカルレストランへ」
レンビタンの植林予定地で大汗をかいて視察した後に、森林局の皆さんと一緒に食事をするためにローカルレストランへ向かいました。
レストランは大きなリゾートホテルがあるビーチの近くにあったのですが、お昼時なのに他のお客さんは一組もいなく、ちょっとさびしい感じでした。この辺りは観光地で、5月〜10月の乾期であれば観光客(オーストラリア人の観光客が多いようです)で賑わっているらしいのですが、我々が行った12月は雨季であったため、ほとんど人がいませんでした。
レストランの店員ものんびりしたもので、我々が食べ物をオーダーすると「1時間くらいかかるので、しばらく散歩でもしておいで!」とこんな調子です。森林局の方も薦めてくれたので、僕と杉浦くんは「それじゃあ、ビーチを散歩してきます」と、辺りを散策しながらビーチの方へと足を運んでみました。
「ビーチで買い物」
晴れ渡る青空を期待していたのですが、あいにく天気は薄曇りでイマイチ。しかし、白い砂浜・大きく広がる海を目の前に、一瞬仕事を忘れて観光モードに入ってしまったのでした。
しばらく、誰もいないビーチの真ん中で気持ちいい風を受けながら海を眺めていると、遠くの方から3人の子供が近づいてくるのが見えました。「ハロー、アニョンハセヨ、コンニチハ!」子供たちは僕たちに声をかけてきます。彼らは観光客にお土産を売る子供たちでした。彼らは多言語を使いこなし、抱えていたTシャツなどのお土産品を砂浜の上に広げて積極的に販売し始めました。はじめは兄弟か商売仲間だと思っていた3人は、お互いライバルだったらしく、僕たちが商品を値切っているとそれぞれで自ら値引き合戦を始めてしまったのです。そうして、当初の価格の1割ほどになったところで、杉浦くんがTシャツ3枚を買ったのでした。
ビーチでパシャリ!
ビーチを満喫していると・・・
子供たちが登場
商売開始!
「森林局のみなさんと昼食」
そんなことをしているうちに、13時近くになり食事の準備が整う時間になったのでレストランに戻りました。既にテーブルには大皿に盛られたご馳走がならんでいました。はじめレストランに着いたとき、森林局の方々と我々プロジェクトメンバーとで総勢10名位いたのですが、何人か居なくなっていました。しばらくすると、居なかった何人かが戻ってきたので何処へ行っていたのかをたずねると「お祈りをしていた」との返事。こちらの国の方は宗教によって、1日に数回、決まった時間にお祈りをするそうです。仕事や食事などは後回しなのですね。
ようやく全員揃ったところで食事の始まりです。僕たちは手当たり次第に料理を口にしていきました。肉料理に魚料理、野菜にスープと、食べるもの全ておいしいものばかりで、森林局の皆さんと宗教や政治の話、日本とインドネシアの文化の違いなどを話しながら食事をいただきました。甘辛ソースで食べるイカ天ぷらと、冷えたビンタンビール(ビンタン島で製造されているインドネシアを代表するビール)。今回の訪問で、一番のお気に入りとなりました。宗教の関係でお酒を飲めない方もいましたが、その方たちに「ぜひ飲んでください」と薦めていただいたので、遠慮しながらもおいしくいただきました
どの料理もおいしい!
左側が甘辛ソース付きのイカ天ぷら
次回は、
『インドネシア植林体験記第8弾 〜杉浦正和編〜』
をお届けします。
お楽しみに!
下の写真は、ロンボック島のササック村で織物体験をした時の写真です。
その時の話は後日お届けしますね!
このページのTOPへ